家具やインテリアにこだわっている方は、使われている素材にも気を配っている方が多いのではないでしょうか。中でも自然を身近に感じられる木材を使ったアイテムの人気はとても高いです。しかし、「木材ってどう手入れをして良いのか分からない」と悩んでいる方も多いと思います。この記事ではそんな木材を使った家具やインテリアの手入れ方法を分かりやすく解説します。

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普段の手入れはとっても簡単

「木材はデリケートな素材」と思っている方は多いのではないでしょうか。たしかに天然素材なだけに扱いが難しい部分もありますが、日常のお手入れは驚くほど簡単でめんどうな手間や時間もかかりません。以下より日常でできるお手入れ方法を紹介します。

基本的には乾いた布で拭き取るだけ

普段の手入れは基本的に乾いた布で拭き取るだけでOKです。人によっては水拭きや洗剤を使って掃除をしたい方もいると思いますが、木材は水や薬品に弱いため傷みが早まるのでオススメしません。天然の木材は時間の経過とともに出てくるの味わいが醍醐味でもあるので少しの汚れは気にせず、経年変化を楽しみましょう。

細かな隙間には掃除機を使おう

床のフローリングや精巧な家具などであれば掃除機を使いましょう。隙間や細かな部分といった手が届きにくい箇所は掃除をするのも一苦労です。その点、掃除機であれば汚れを吸ってくれるので吸引部分を調整すれば簡単に掃除をすることが出来ます。掃除道具を持ち替える必要がなく掃除機一つで完結できるのでとても楽に手入れが出来ます。

木材の手入れで気をつけるポイントは１つだけ

家具やインテリア類は日常で触る機会が多く、それだけに汚れが気になってしまいます。毎日こまめに掃除をしたいけれど「木材が傷むのはイヤ」と考える方が大半でしょう。汚れや傷をつけ　にくくするポイントはたった１つで、「濡らさない」ことです。

 

同じ意味合いで「湿度の高いところに置かない」もありますが、とにかく木材にとって水分や湿気は大敵。水をこぼしてしまった、家の湿気が多いなどさまざまな要因がありますが、とにかく「濡らさないこと」を意識しましょう。

もし濡らしてしまったら？

そうは言っても、意図せず机に水がこぼれてしまった、花に水やりをした時に家具が濡れてしまったなど、完全に水気から木材を遠ざける事は難しい場合もあります。もし、木材を濡らしてしまったら「すぐに乾いた布で拭き取る」ことが大切です。なぜなら、木材は濡れることで変形や変色することがあるからです。とにかく水に触れさせないことで木材は長持ちします。

定期的に乾燥させる

日本は湿気が多いので、どうしても木材が傷みやすいです。とくに梅雨の時期だと、木材だけでなく、人間もげんなりしてしまいます。家に湿気をこもらせない為にも定期的に室内の乾燥を行いましょう。また、除湿器を活用するのもオススメです。

キズや汚れが気になる時の手入れ方法

日頃丁寧に手入れをしていても汚れやキズを完全に防ぐ事は出来ません。そこで、万が一の時使える対処法を紹介します。このあと紹介するアイテムを揃えておけば、緊急時にもすぐ対応出来るのでぜひ参考にしてください。

やすりで削る(粗め：180番、細め：400番)

まずは、やすりで削ることから始めましょう。最初に使うやすりは、粗めの180番です。キズであれば、周辺との凹みが起きないように平らに削り、汚れであれば削り過ぎないよう、表面だけを削っていきます。元の汚れやキズが目立たなくなってきたら、今度は細めの400番を使います。これは、削った部分と周辺をならすために使うので、力一杯削る必要はありません。細めのやすりを使って違和感のないよう仕上げていきます。

オイルを塗る(蜜ろうクリームもしくはオリーブオイル)

やすりでの作業が終われば、次はオイルの出番です。オイルの役割は、削った部分をならすことと、色に深みを与えることで、オイルを塗る際は直接塗布するのを避けて柔らかい布に染み込ませて使いましょう。中でもオススメは蜜ろうクリームやオリーブオイルでこれらは天然素材との相性が良く、馴染みやすいためです。また、多くの木材には塗装が施されているためオイルを塗ることで違和感のない仕上がりになります。

柔らかい布で馴らしていく

柔らかい布にオイルを染み込ませたら、あとはムラにならないよう、手早く塗っていきます。付け過ぎに気をつけて、出したオイルの量が多すぎる場合は少しずつ拭き取りながら磨き上げていきましょう。磨きながらオイルの浸透具合を確認して、色に深みが出てきたら完成です。

適切な手入れ方法を知って長持ちさせよう

木材は天然素材のため、扱いが難しくデリケートです。だからこそ、必要以上に手入れをせずに日常では簡単な手入れですませることを意識し、日頃からものをぶつけたり水に濡らしたりしないように大切に扱うことが大切です。