保温性や断熱性を高めるためだけでなく、インテリアのアクセントとしても使われることが多い「ラグ」。ナチュラルなインテリアには自然素材で作られたラグがおすすめですが、どんな種類があるかわからないという方も多いのではないでしょうか？そこでこの記事では、自然素材のラグの種類やそれぞれの特徴、メリットについてわかりやすくご紹介します。

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ラグの素材は天然素材と化学繊維の2通り

ラグは、化学繊維から作られたものと天然繊維で作られたものの2種類に分けられます。化学繊維のラグは一般的に安価で手に入れやすく、豊富なデザインや鮮やかなカラーの中から選ぶことができるため選択肢が広いのが特徴です。また、使用する繊維によっては速乾性や抗菌などさまざまな付加機能を付けることが可能。主な素材はナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、アクリルなど。

 

一方、自然素材（天然素材）で作られたラグは、見た目のナチュラルさや優しい肌ざわりが特徴。自然素材のラグを選ぶメリットについては後ほど詳しく説明します。

自然素材（天然素材）のラグの種類

自然素材（天然素材）のラグにはさまざまな種類がありますが、主なものをいくつかご紹介します。

ウール

ラグやカーペットに使われる天然素材の中で最も多く使われているのがウールです。ウールと言うと夏に向かない素材のように思う方もいるかもしれませんが、実はウールは調湿作用があるので一年を通して使える素材なのです。余分な湿気を逃してくれるのでいつもサラリとした肌ざわりで、蒸れることがありません。また、埃や汚れが付きにくく、お手入れが簡単というのも大きな特徴です。

綿

サラッとした質感が魅力の綿（コットン）もラグによく使われる自然素材の一つ。丸洗いしやすいので、汚れやすい場所に使うラグに最適な素材と言えるでしょう。ウールに比べて手頃な価格で手に入るので、気負いなく使えるのもポイントです。

麻・黄麻

麻・黄麻（ジュート）は、綿やウールに比べて固さがあり、ザラっとしたシャリ感のある肌ざわりが特徴です。通気性に優れた素材なので、水回りに使用するラグに適しています。爽やかさのある質感で、夏場に使用するラグにもおすすめ。また、防臭効果も期待できるので、ペットを飼っている方にも多く選ばれています。

い草

畳でお馴染みのい草は、ラグにも使用されます。実はい草は天然の空気清浄機と言われるほど湿度を調節する効果が高いのが特徴。また、タバコなどの臭いを吸収してくれる効果もあります。い草のラグは水分を嫌うので、お手入れの際は乾いた布で優しく乾拭きするのが基本。

自然素材（天然素材）のラグを選ぶメリット

自然素材（天然素材）で作られたラグには調湿効果があり、一年を通じて快適に過ごすことができます。さらに、化学繊維とはまた違う、天然素材ならではの色合いや質感が魅力。肌にも優しく、子供がいる家庭でも安心して使用することができます。また、自然素材の中でもウールは防炎性が高いので、防炎ラグを選びたいという方にも最適。

 

自然素材のラグは丁寧に使用すれば長い期間愛用できるので、サステナブルな観点からもおすすめです。飽きが来ずどんなインテリアにもフィットするので、模様替えのたびに買い替える必要がありません。

自然素材のラグで心地よい生活を

自然素材のラグは、化学繊維で作られたラグにはないナチュラルな風合いや佇まいが魅力。天然素材ならではの調湿作用があり肌ざわりがいいので、一年中快適に過ごせるのも大きなポイントです。最近は自然素材のラグもさまざまなバリエーションの中から選ぶことができるようになりました。人にも地球にも優しい自然素材のラグを取り入れて、心地よい時間を過ごしてみてくださいね。